化粧品 添加物

添加物は良くない!?危険なイメージ化粧品の添加物って一体何?

化粧品は無添加がいい、添加物は危険などと言われていますが、そもそも添加物って何?という方のために、詳しく説明します。

 

アレルギーの症状を引き起こす可能性のある添加物一覧も作りました。化粧品選びの参考にしてくださいね。

 

▼一覧表を今すぐ見たい!という方はコチラ

 

⇒アレルギーの症状を引き起こす可能性のある添加物一覧

 

無添加化粧品なら安心?安全?

 

「無添加化粧品は肌に優しい」

 

というイメージですが、無添加だから、添加物が一切使われず安心というわけではありません。

 

今の日本の法律では、日本の法律では、無添加化粧品における明確な定義はありません。

 

例えば、アレルギーだけでなく発がん性の報告がある成分として良くない添加物としてよく耳にする「パラベン」は、防腐剤の役割をします。

 

この「パラベン」一つを排除しただけで「無添加化粧品」と謳うことが、今の法律ではできてしまいます。

 

「無添加化粧品を買ったのに、肌荒れをしてしまった」という場合には、添加されていない成分以外に、肌に負担がかかる成分やアレルギー症状引き起こす可能性のある成分が、原因していたのかもしれません。

 

※「パラペンフリー」を特徴に、安全性を訴え販売している化粧品がありますが、パラベンはフリーだけれど、他の肌に刺激となる成分がたっぷり入っていたら、その成分がアレルギーを起こす可能性があるので、購入するときは、パラベン以外に、どんな成分が配合されている化粧品なのか、自分でしっかり調べることが大切です。

 

 

特に注意したいアレルギー症状を引き起こす可能性のある添加物一覧です。

 

 

これだけは、注意したほうがいいという「アレルギー症状を引き起こす可能性のある添加物」

 

アレルギー症状を引き起こす可能性のある添加物って何?

 

化粧品に含まれる添加物は、肌ざわりや、ファンデーションや日焼け止めなどの持ちを良くしたり、カビや細菌が繁殖を防ぐ防腐剤の役割のために使われています。

 

添加物がなぜ、良くないと言われているのか?

 

添加物は、自然界に存在している物質に真似て合成された化学物質です。

 

自然界に存在していない化学物質であるため、皮膚から吸収され蓄積されることにより(経皮毒)アレルギー症状やガンを誘発する可能性が高いもあり、厚生労働省では、法律(薬機法)により、全成分表示を義務付けています。

 

 

 

無添加化粧品の基準

 

無添加化粧品の基準は、各メーカーで異なりますが、以下のアレルギーを引き起こす可能性のある成分を無添加としている化粧品を無添加化粧品の基準としているメーカーが多いようです。

 

・防腐剤
・石油系合成界面活性剤
・紫外線吸収剤
・香料 
・合成着色料
旧表示指定成分

 

旧表示指定成分とは、1980年(昭和55年)に厚生省が、102種類の化粧成分をアレルギーを引き起こす可能性があるものとして、「表示指定成分」として表示を義務付けた成分です。

 

現在では、化粧品ではすべての成分表記が義務付けられているため、「表示指定成分」を「旧表示指定成分」として指定しています。

 

自分の肌を守るために配合成分は自分で確認する

 

市販の化粧品に含まれている成分は6000以上種類があり、毒性度もそれぞれで異なります。

 

表示が義務付けられた「化粧品表示指定成分」のアレルギーを引き起こす危険度も、それぞれで異なります。
注意すべき成分もある一方で、危険性が極めて低い成分もあります。

 

また、化粧品に含まれる毒性成分は「旧表示指定成分」以外にもあります。

 

パラフィン、フロンガス、ビタミン類、ロウ、コロイドイオウ、酸化チタン、ソルビット、ベンガラ、アシルグルタミン酸、、乳酸、メントール、カオリン、グンジョウ、アライトイン、グリシルレチネート、スクワラン、胎盤抽出液(プラセンタリキッド)、天然色素、動物・植物抽出液、パンテノール、などにも、アレルギー反応を引き起こす可能性があるとする研究結果が報告されています。

 

これら成分は、表示指定成分には指定されていませんが、知っておくことで、自分がアレルギー反応を起こしやすい成分を見極めるのに役立ちます。
,
管理人の場合は、毒性の危険度がわかる書籍自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典で調べて、化粧品購入時に参考とにしています。

 

 

 

旧表示指定成分一覧

 

1980年(昭和55年)に厚生省告示第167号によって指定した表示指定成分102種一覧
※用途別にまとめています。成分には、複数用途を持つ成分があります。

 

用途

名称

防腐殺菌剤

安息香酸およびその塩類
イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール)
ウンデシレン酸およびその塩類
ウンデシレン酸モノエタノールアミノ
塩化クロルヘキシジン
オルトフェニルフェノール(フェニルフェノール)
グルコン酸クロルヘキジン
クレゾール
クロラミンT
クロルキシレノール
クロルクレゾール
クロロフェネシン
クロロブタノール
サリチル酸及びその塩類
ソルビン酸およびその塩類
チモール(2-イソプロピルメチルフェノール)
チラム(テトラメチルチウラムジスルフィド)
デヒドロ酢酸およびその塩類
トリクロサン(トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル)
トリクロロカルバニリド(トリクロカルバン)
ノニル酸バニリルアミド
ハロカルバン
フェノール(石灰炭)
ヘキサクロロフェン
臭化ドミフェン
ピロガロール

殺菌防腐剤

5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)
2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン
レゾルシン

防腐剤

カテコール
酢酸dl−αートコフェロール(酢酸トコフェロール)
ジイソプロパノールアミン
1.3-ジメチロール-5、5-ジメチルヒダントイン
dl−αートコフェロール(トコフェロール)
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
没食子酸プロピル
メチルレンビスウレア

界面活性剤

塩化アルキルトリメチルアンモニウム(ベヘントリモニウムクロリド)
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム(ジステアリルジモニウムクロリド)
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアルトリモニウムクロリド)
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム(ステアラルコニウムクロリド)
塩化セチルピリジニウム
塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウムクロリド)
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム
塩化アルキルジアミノエチルグリシン
酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール
臭化アルキルイソキノリニウム(ラウリルイソキノリニウムブロミド)
臭化セチルトリメチルアンモニウム
セチル硫酸ナトリウム
直鎖型アルキルベンゼスルホン酸ナトリウム
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類
ポリオキシエチレンラノリン
ポリオキシエチレンラノリンアルコール
ラウリル硫酸塩類
ラウロイルサルコシンナトリウム
臭化ドミフェン
塩化セチルトリメチルアンモニウム(セトリモニウムクロリド)

紫外線吸収剤

サリチル酸フェニル
パラアミノ安息香酸エステル(エチルPABA)
パラクロルフェノール
2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
オキシベンソン
グアイアズレン

香料

ベンジルアルコール

色剤・色素

ピロガロール
タール系色素(アゾ色素、キサンチン色素)

乳化剤

ステアリルアルコール
セタノール(セチルアルコール、パルミチルアルコール)
ミリスチン酸イソプロピル
ラノリン脂肪酸イソプロピル
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール
酢酸ポリオキシエチレン ラノリンアルコール

酸化防止剤

カテコール
酢酸トコフェロール
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)
ブチルヒドロキシアソニール(BHA)
没食子酸プロピル

保湿剤

プロピレングリコール(PG)

基材

酢酸ラノリン
酢酸ラノリンアルコール
セトステアリルアルコール(セテアリルアルコール)
ポリエチレングリコール(平均分子量が600以下のもの・PEG)
ミリスチン酸イソプロピル’(IPM,イソプロピルミリステート)
ラノリン
液状ラノリン
還元ラノリン
硬質ラノリン
ラノリンアルコール
水素添加ラノリンアルコール
ラノリン脂肪酸イソプルピル
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール
天然ゴムラテックス
ステアリルアルコール
セタノール(セチルアルコール、パルミチルアルコール)

接着剤

天然ゴムラテックス

酵素類

塩化リゾチーム

合成イオン封鎖剤

エデト酸及びその塩類(EDTA)

ホルモン

エストラジオール
エストロン
エチニルエストラジオール
酢酸コルチゾン
ジエチルスチルベルトロール
ヒドロコルチゾン
プレドニゾロン
プレドニゾン
ヘキセストロール)

収れん剤

イクタモール(イヒチオール)
パラフェノールスルホン酸亜鉛(フェノールスルホン酸亜鉛)

抗ヒスタミン剤・消炎剤

塩酸ジフェンヒドラミン(ジフェンヒドラミンHCI)
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム
ニコチン酸ベンジル

中和剤

トリイソプロバノールアミン
トリエタノールアミン(TEA)

増粘剤

トラガント(トラガントガム)

接着剤

ロジン(レジン、コロホニー)

皮脂形成剤

セラック

染色剤

ピロガロール
パラフェニレンジアミン

毛根刺激剤

カンタリスチンキ(マメハンミョウエキス)
シュウキョウチンキ
トウガラシチンキ
ニコチン酸ベンジル
ノニル酸バニリルアミド

 

毒性のある成分は、厚生労働省のHPで詳しくべたり、書籍を購入して調べることをおすすめしますが、成分が多すぎで、面倒だったり良く分からないという方もいらっしゃるかと思います。

 

そこで、これだけは、注意したほうがいいという「アレルギー症状を引き起こす可能性のある添加物」をまとめてみました。化粧品選びの参考にしてみてくださいね。

アレルギー症状を引き起こす可能性のある添加物

合成のポリマー

 

ジメチコン、トリメチコン、シロキシケイサン、アクリル酸、カルボマーセルロース、加水分解コラーゲンなどと表記

 

肌表面に膜を作り、滑らかにしたり、汗や皮脂による化粧崩れを防ぐ働きをします。
半面皮膚呼吸を妨げるため、お肌に刺激を与えるだけでなく、クレンジングを使って落とさなければならず、肌へ負担も大きくなります。

 

 

かゆみやかぶれなどアレルギー症状を引き起こす可能性がある物質。

 

防腐剤

「メチルパラベン」「フェノキシエタノール」「サリチル酸」などと表記されています。
細菌やカビの繁殖を防ぎます。

 

防腐剤の中でもパラベンは、アレルギーだけでなく発がん性の報告がある成分。

 

アルコール(エタノール)

エタノール、フェノキシエタノール、無水エタノール、ラノリンアルコールなどと表記されています。
殺菌やさっぽりとした使用感のために使われることがある。そのため保湿不足なりがちに。

 

アレルギー反応や発がんの報告がある成分

 

石油系界面活性剤

分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルエーテルスルホン酸塩類、トリエタノールアミン、ラウリルエーテル硫酸塩などと表記されています。
水と油分をなじませる乳化剤の働きをします。

 

肌への刺激が強く、アレルギー症状を起こす可能性がある物質。

 

合成香料

フタル酸ジエチル、ジオクチル、ジブチル、ジメチル、ベンゾフェノン、アニスアルデヒド、赤202などと表記されています。

 

ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、アニスアルデヒドなどのアルデヒド系の香料は遺伝子DNAを傷つける症例が報告されている。
「赤202」は、タール色素では、催奇形性や発がん性が懸念されている

 

紫外線吸収剤

「オキシベンゾン」などと表記されている

 

光老化やアレルギーを起こす可能性がある物質。

 

 

 

 

page top